Rokid スマートAIグラス | 一歩先の未来にいける全部入りグラス

Rokid スマートAIグラス | 一歩先の未来にいける全部入りグラス

そろそろ来るぞ!と言われ続けながらもイマイチ決定的なデバイスが登場しなかったスマートグラス。
ただ、2026年はやっとスマートグラス元年かもしれません。以前から発売していたメーカーは普及価格帯のモデルやフラグシップモデルを続々と市場に投入し、新興メーカー・ブランドからも他社をしっかり研究した魅力的な製品も出てきました。

今回はそんな最新スマートグラスから、クラウドファンディングのMakuakeで6億円を調達するなど勢いもあり注目を集める「Rokid スマートAIグラス」をレビューしていきます。

#PR
メーカーから製品を提供していただきレビューしています。

Rokid スマートAIグラスはどんなスマートグラスか

スマートグラスと言っても色々な製品が市場に出ていて、実は製品によってできることが全然違うのに一括りに「スマートグラス」と呼ばれています。

数年前の流行りでいくと「仮想現実(VR)」を体験できるものもスマートグラスですし、グラスの中に大きなスクリーンがあるように見えるものもスマートグラスです。
あとは従来型のメガネにスピーカーやカメラを備えた「RayBan Meta」もスマートグラスです。

じゃあ、Rokid スマートAIグラスはこのどれになるのか。
実はこのどれでもありません。種類としては「ARグラス」、普段使いのメガネのように使えるんですが、視界に様々な情報を追加で表示し拡張してくれます。
実は今、スマートグラスで最も注目を集めているのがRokid スマートAIグラスのようなARグラスです。

Rokid スマートAIグラスの実機をチェック

ここからは実際にご提供いただいたRokid スマートAIグラスをチェックしていきます。

パッケージは箔押しされたメガネが目を惹きます。
冷静に考えてみるとメガネって普通に買ったら箱に入って手にするものじゃないですよね。何気なく「メガネ」として扱っていますけど、スマートグラスのパッケージを見る・開けるというのはメガネユーザーであっても新しい体験です。

ちなみに一回封を開けてしまうと二度と元通りにはできないエコパッケージ仕様。
「LEAVE NOBODY BEHIND」は直訳すると「誰も置き去りにしない」となり、メガネをかけるだけで誰であっても今までにない体験ができる、みたいな意でしょうか。

これがRokid スマートAIグラス。
見た目は完全に普通のメガネ。ブラックのウェリントンなので誰がかけても似合う、実にスタンダードなメガネです。

でも、よーく見るとあちこちが”普通じゃない”んですよね。
例えばテンプル部分。上にも下にもメッシュの穴があり、ここはマイクとスピーカー。Rokid スマートAIグラスはかけた状態でBluetoothイヤホン・マイクとして利用することができます。
もちろんこのスピーカーとマイクは他にも活躍の場面がありますが、それについては後ほど。

そしてメガネのレンズ部分。うっすら色の違う四角形が見えます。ここはスクリーンで、様々な情報をレンズの中に表示してくれます。
光の当たり方によってはスクリーンの存在が目立ってしまうこともありますが、基本的には透明のレンズなので「ちょっとフレームやテンプルが太めのウェリントンをかけているだけ」というのもある意味”スマート”です。

Rokid スマートAIグラスは充電式。
スマートグラスもモノによってはUSB Type-CケーブルでスマートフォンやPCと接続していないと使えないものもありますが、これは完全にワイヤレス。

なので使うには充電が必要で、専用ケーブルを右のテンプルの先端に取り付けて行います。このケーブルはUSB Type-Cから変換するので適当なスマホの充電器を使いまわせます。

それから持ち運びは専用のケースが付属しています。
ケース自体に特別なギミックもないので本当にただのメガネケース。スマートグラスによってはケースに何かギミックがあったりもしますが、Rokid スマートAIグラスのケースにはそういうものがないので「普段使いのメガネを入れておく」「Rokid スマートAIグラスと付け替えて収納する」のように、普段使いのメガネと併用する際の持ち運びにも便利に使えます。

付属品はマニュアルや充電ケーブル、交換用ノーズパッドとシンプル。
ちなみにRokid スマートAIグラスのレンズは度が入っていません。普段メガネを使用している人はインサートレンズとして度の入ったレンズを追加する必要があるのですが、それを取り付けるための治具などは同梱されていません。

ちなみに細かな部分になりますが、テンプル部分のヒンジの作りがかなり頑丈です。
実際テンプル部分にバッテリーやマイクを搭載していますし、タッチセンサーもあるのでヒンジのトラブルは通常のメガネ以上に深刻です。
かなり頑丈そうなヒンジのおかげで結構雑に扱っても問題なさそうなのは「普段使いできるスマートグラス」として評価できるポイントです。

“スマートAIグラス”は何がスマートでAIなグラスなのか

Rokid スマートAIグラスがハードウェアとしては割と普通のメガネ、でも細部にメカメカしい機構を備えているのは確認できました。
では製品名にもある「スマートAIグラス」というのはなんなのか。これはスマートフォンと接続・連携し、その本領を発揮してきます。

スマートフォンとの連携はBluetooth接続・専用アプリを利用します。

このアプリを開くとRokid スマートAIグラスで何ができるかを一気に知ることができるのですが、特にスマートAIグラスとして利便性が高いと期待されているのが「翻訳」です。
筆者であれば発表会など取材の場面で、登壇者が外国人で日本語以外を話すことも珍しくありません。そういうときは同時通訳機などが配られるのですが、もしそのときにRokid スマートAIグラスをかけていれば、同時通訳機なしに「視界に翻訳された日本語が表示される」のです。

もちろん旅行なんかでも便利ですよね。最近はスマートフォンの翻訳アプリも優秀なので、それを使っているという人も多いと思いますが、もっともっとスマートに海外の人と言語の壁を越えてコミュニケーションが取れるというのが、スマートグラスの中でもARグラスやAIグラスに期待されている機能です。

また翻訳は「会話だけ」ではなく、例えば外国語で書かれたメニューや看板に対しても行うことができます。

スマートフォンでもGoogleレンズのようなアプリで翻訳表示をすることができますが、スマートフォンをまるでルーペのように向けて使うのってスマートではないですよね。

Rokid スマートAIグラスはカメラが搭載されているので、例えばメニューを見る=カメラでも写すとなり、すごく自然に目の前の外国語を日本語に翻訳してくれます。
もちろん翻訳された結果はレンズのスクリーンに表示されるので、翻訳結果をスマートフォンを開いてわざわざ確認するといった手間もありません。


あと、ARグラスといえば……の機能といえば「ナビゲーション」。
自分の視界に経路が表示されるのはかなり近未来的。車なんかだと以前から似たような表示、機能もありますが、これを徒歩や自転車で利用できるのは便利。

筆者個人の使い道だと、もっぱら移動は自転車なので初めての場所に行くときには積極的に活用したい機能ですね。スマートフォンをホルダーにセットしてナビに使うこともできますが、ナビ画面を見るために視線を落とすことになるので少々危険もあるので、その点Rokid スマートAIグラスであればそうした心配、不安はありません。

あとは「通知の表示」も便利。
Rokid スマートAIグラスの画面内にスマートフォンの各種通知が表示されます。打ち合わせや取材などスマートフォンの通知を確認しづらいシーンってありますよね。

スマートウォッチを使うとか、PCと連携させてそちらで通知を見るといった方法も便利ですが、Rokid スマートAIグラスであれば視界の中にスマートフォンに届く通知が表示されます。
表示される通知は取捨選択もできるので、特に重要なものだけ表示されるように設定しておくことで「特に知りたいお知らせ」だけ、スマートフォンを取り出すことなく確認することができます。

そしてRokid スマートAIグラスが「AI」を冠する、最もたるは「AIアシスタント機能」です。

いわゆる対話型のアシスタント機能で、ちょっとした質問は「Hi,Rokid」のウェイクワードですぐに音声で質問することができます。
これは「大阪でおすすめのお土産は?」と尋ねた結果の画面ですが、がやついた街中でもきちんと筆者の声だけ拾い、そしてスムーズに質問の結果を表示してくれました。

もちろん天気や経路、他にもいろいろなことを質問してもかなり精度の高い回答を返してくれます。
あとはRokid スマートAIグラスのいろいろな機能を音声で操作するといったこともできます。
ネットワーク状況次第では回答結果に少し時間がかかる場合もありますが、それはスマートフォンを開いて音声アシスタントを開いても同じですし、スマートAIグラスだから遅いといったこともありません。

Rokid スマートAIグラスは「一歩先の未来」を体験できる

多分多くの人は何かしらのマンガや映画の世界で、視界に情報が表示される演出を見たことがあると思います。
ナビゲーションの項にも書いたように車のカーナビなどで実用例こそあるものの、まだまだ一般的ではなく「未来の機能」と考えている人の方が多いでしょう。

Rokid スマートAIグラスはそうした未来の機能を身近に使えてしまうデバイスです。

従来型の携帯電話ではできず、わざわざPCを開かなければできなかったことがスマートフォンでできるようになったように、スマートグラスはスマートフォンを開かずにスマートフォンの機能にアクセスしたり、それに近しい機能を手ぶらで利用できます。
VRやXR、そしてARとスマートフォンの次に来るデバイスとしてグラス型のデバイスや、そこに表示されるコンテンツや体験に注目がずっと集まっている通り、実際に使っていると「誰もがこれを使えるようになったらさぞ便利だろう」と感じられる仕上がりです。

ここまで手放しに褒めていますが、敢えて弱点を上げるとすればバッテリー稼働時間が短いことが気になりました。なんでもできてしまうRokid スマートグラスなのでついつい使い始めるとアレやコレやと使っていると気づいたらバッテリーが切れそうになっている場面がありました。
途中の充電には専用のケーブルが必要なので外出先での充電には少々難があるため、そこは今後の本体ソフトウェアのアップデート等で、バッテリー稼働時間が長くなってくれるといいのですが。

機能については本体ソフトウェアのアップデート頻度も高く、専用のアプリストアも充実してくればもっとできることも増えるでしょうから、そこも今後に期待ですね。
開発者向けのハッカソンイベントも積極的に実施しているという点もおもしろく、製品を使いながら進化を感じられる、未来を体験できるのはほかの製品委はない、Rokid スマートAIグラスの楽しみではないでしょうか。

MUKAI Satoru

この記事を書いた人

MUKAI Satoru

ドコモが青かった時代に携帯業界に足を踏み入れ、以降EMやWiMAX、Xiなどの立ち上げ(火消し)などを経験。 ショップ、家電量販店、併売店と色々な販路をふらついた後、退職してからはこのブログやWebメディアで携帯電話のことを色々書いています。

「ガジェット」の記事一覧に戻る トップに戻る