サムスン電子は7月22日、新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を英・ロンドンにて開催し、そこで新製品となるフォルダブルスマートフォン「Galaxy Zシリーズ」の2026年モデルを3機種発表しました。
日本国内での発売日は2026年8月7日を予定。7月23日からSamsung公式ストアや家電量販店、ECサイトなどで予約受付も開始します。
Galaxy Zシリーズといえば縦折りの「Flip」、横折りの「Fold」の2機種を展開してきましたが、今回から横折りのFoldのラインナップを2機種に拡充。
従来のGalaxy Z Foldのラインは「Ultra」を冠した最上位モデルとなり、FlipとFold Ultraの中間モデルとしてディスプレイアスペクト比4:3の「Galaxy Z Fold 8」が追加されました。
本記事では発表に先駆け、メディア向けの説明会にて触れてきたGalaxy Zシリーズ最新モデルの写真を中心に、各モデルを紹介していきます。
Galaxy Z シリーズ 2026の主要スペック
まずは今回発表のGalaxy Zシリーズの主要スペックです。
どのモデルもSoCにはQualcommの最新チップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」を搭載しており、性能面ではハイエンドモデルです。
搭載されているカメラの数や性能で差別化はされていますが、どのモデルを選んでもGalaxyとしての最良の体験ができるような仕様、ラインナップです。
| 項目 | Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra | Samsung Galaxy Z Fold8 | Samsung Galaxy Z Flip8 |
|---|---|---|---|
| 名称 | Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra | Samsung Galaxy Z Fold8 | Samsung Galaxy Z Flip8 |
| カラー(256GB) | バイオレットシャドウ/グラファイト/クリーム/グリーンシャドウ※ | ラベンダー/グラファイト/クリーム/ピスタチオ※ | ピンク/グラファイト/クリーム/ミント※ |
| カラー(512GB・1TB) ※Flip8は512GBのみ |
バイオレットシャドウ/グラファイト/グリーンシャドウ※ | ラベンダー/グラファイト/ピスタチオ※ | ピンク/グラファイト/ミント※ |
| サイズ:開いた状態 (高さ×幅×厚さ) |
約158×143×4.1mm | 約124×161×4.5mm | 約167×75×6.1mm |
| サイズ:閉じた状態 (高さ×幅×厚さ) |
約158×73×8.9mm | 約124×82×9.7mm | 約86×75×13.1mm |
| 重量 | 約215g | 約201g | 約180g |
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,800mAh | 4,300mAh |
| ディスプレイ:メイン | 約8.0インチ | 約7.6インチ | 約6.9インチ |
| ディスプレイ:カバー | 約6.5インチ | 約5.5インチ | 約4.1インチ |
| カメラ:メイン | 超広角 約5,000万画素 広角 約2億画素 望遠 約1,000万画素 |
超広角 約5,000万画素 広角 約5,000万画素 |
超広角 約1,200万画素 広角 約5,000万画素 |
| カメラ:サブ | カバー 約1,000万画素 フロント 約1,000万画素 |
カバー 約1,000万画素 フロント 約1,000万画素 |
約1,000万画素 |
| 動画撮影サイズ (解像度) |
最大7,680×4,320(8K) | 最大3,840×2,160(UHD) | |
| OS | Android 17 | ||
| CPU | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | ||
| 内蔵メモリ/ ストレージ |
メモリ 12GB+ストレージ 256GB メモリ 12GB+ストレージ 512GB メモリ 16GB+ストレージ 1TB |
メモリ 12GB+ストレージ 256GB メモリ 12GB+ストレージ 512GB |
|
| 外部メモリ | - | ||
| Wi-Fi | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax/be 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax/be 6GHz:IEEE802.11ax/be | ||
| Bluetooth | Ver.6.0 | Ver.5.4 | |
| 防水/防塵 | 防水(IPX8)/防塵(IP4X) | ||
| 生体認証 | 指紋認証/顔認証 | ||
| おサイフケータイ$00AE | ○ | ||
| ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ||
| 価格 | 256GB:296,780円 512GB:326,780円 1TB:386,780円 |
256GB:269,880円 512GB:299,880円 1TB:359,880円 |
256GB:192,680円 512GB:222,680円 |
なお、一部カラーに「※」をつけていますが、これはSamsung公式ストアでのみ購入できる限定カラーです。
Galaxy Z Fold8 Ultra
横折りGalaxyの最上位モデル「Galaxy Z Fold8 Ultra」。
筐体デザインは大幅に薄型化した昨年モデル「Galaxy Z Fold7」を踏襲しています。

カラーラインナップはバイオレットシャドウ/グラファイト/クリーム/グリーンシャドウの4色展開。
昨年までのカラーラインナップに比べると渋めのチョイス。バイオレットシャドウとグリーンシャドウは光の当たり具合で表情の変わるカラーです。


カバーディスプレイはベゼルも細く、閉じた状態でも通常のスマートフォンとして十分に実用的な解像度があります。
余談ですが閉じた状態から本体を開く際、指のかかりをよくして開きやすくなるなど、実際に触れてみるとわかる進化もあります。これは実際にさわらないとわからない部分なので、ぜひGalaxy Harajukuや家電量販店の店頭で試してほしい部分です。


またフォルダブルスマートフォンの宿命でもある「折り目」について、ヒンジやディスプレイに使われるパーツの見直しで先代よりも目立ちづらくなっています。
ディスプレイ表面も低反射仕上げとなったことでかなり見やすさが改善しています。

カメラ部分の出っ張りについては従来通り。ここは本体の薄型化とトレードオフの部分なので仕方がないともいえます。
Galaxy Z Fold8
Galaxy Zシリーズに新たに追加された「Galaxy Z Fold8」。
名称だけでいえば「Galaxy Z Fold7の後継モデル」になってしまうのでネーミングだけはちょっと考えてほしかった気がします。が、敢えてこの名を選ぶくらいには「こちらを普及させたい」「先代モデルまでを検討していた人に、最初に手に取ってほしい」と、サムスンとしてもかなり気合の入ったモデルということでしょう。

カラーラインナップは左から、ピスタチオ/ラベンダー/クリーム/グラファイト。広告などに登場するメインカラーはラベンダーです。
こちらは先に紹介したGalaxy Z Fold8 Ultraと違い、明るいパステル調のカラーリングです。


閉じた状態はまさにパスポートサイズ。
キーボードを表示すると少々画面の情報量が不足する感は否めませんが、そこまで使いづらいと感じるほどではありません。一部のスマートフォン好きは「Optimus Vuみたいだ」と感じるかも。
このモデルの真価はやはり開いた状態です。4:3のアスペクト比はとにかくコンテンツ消費に最適。
「動画をもっと大画面で見たい」「そのときに余白があまり残らない方がいい」や「電子書籍、Webコミックなんかを快適に読みたい」、また「SNSのリール(縦動画)を表示したときに、コメント欄も同時に表示したい」といった、イマドキのスマートフォンでのコンテンツ消費ニーズに最適化されています。
もちろんGalaxy Z Fold8 Ultra同様に、ディスプレイは低反射仕上げになっているのでコンテンツ消費中の映り込みも気になりません。


なんだかずんぐりとした印象のあるGalaxy Z Fold8ですが、本体の厚みはGalaxy Z Fold8 Ultraと同様にかなり薄く、閉じた状態でも持ちづらいといった印象はありませんでした。
Galaxy Z Flip8
最後に縦折りのGalaxy Z Flip8を。
Galaxy Z Fold8 Ultra同様に、こちらも先代のGalaxy Z Flip7から正当進化しています。
スペック面ではSoCにExynosではなく、Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載しているのでゲーム性能がFold比でがっかり……といったこともありません。

こちらのカラーバリエーションはGalaxy Z Fold8に近いカラーですね。
写真左からグラファイト/ピンク/クリーム/ミントです。

カラーは閉じた状態の方がわかりやすいですね。
開いた状態では持ち手側になる、ボトムケースの背面(外側)と、本体フレームやカメラリングに各カラーがあしらわれています。


Galaxy Z Flip8もメインディスプレイは他モデル同様に、従来よりも低反射な仕上げになっていて見やすくなっています。
また本体も薄型化し、重量バランスの見直しなどもあって開いた状態でより持ちやすくもなりました。

Foldに比べると進化の少なそうなGalaxy Z Flip8ですが、ハードウェア以上にソフトウェアが進化しています。
それがカバーディスプレイで、Galaxy Z Flip8ではほぼすべてのアプリをカバーディスプレイで操作可能になりました。今までは一部アプリのみが対応し、Good Lockなどを導入することで利用できるアプリを増やすといった手間がありましたが改善されています。
“ガラケー世代”なので折りたたみは縦(Flip)の方がときめき、過去にもメインで使っていたのですがスマートフォンだと開かないとできないことが多くて結構不便に感じてしまったんですよね。
でもGalaxy Z Flip8だったら開かずとも色々なアプリをカバーディスプレイで開き操作できるので、これならまたメインに使ってもいいかも!と思える嬉しい進化です。
#折りたたみスマホならSamsungGalaxy が合言葉の新モデル
スマートフォン市場に最も早く、2019年にフォルダブルを投入してきたサムスン電子のGalaxy。
マーケットリーダーとして、折りたたみスマートフォンをキワモノから本気で普及させようという気概を新しいGalaxy Zシリーズから感じ取ることができました。
国内では「#折りたたみスマホならSamsungGalaxy」を合言葉に宣伝していくとのこと。
街中で見かけるパカパカスマホは「Galaxyでしょ」と言われるくらい、フォルダブルスマートフォンの代名詞を目指し本気で売るぞ!ということですね。